BD-1の購入とファーストインプレッション

自転車通勤用としてBD-1を2003年に購入

職場の移動で電車通勤が極端に不便になり自転車通勤に切り替える。 この機会に新たに自転車を購入することにする。 そして通勤に使えそうな自転車の条件を考えてみる。 屋外での駐輪を避け、屋内に置ける小径自転車であること。もしくは折りたためる。 また通勤距離が片道約15kmなので、そこそこの走行性能はほしい。あとは価格が安いほうがありがたい。 いくつか候補をあげて検討した結果、価格以外の条件をほぼ満たした、BD-1の最新モデルであるカプレオにした。 購入は自転車屋に行く時間がとれそうもないので、通販で購入。 色は在庫の関係で黒となった。本当はポリッシュがあればよかったのにと思ったが、まぁ何でもいい。購入価格は10万を切るぐらいだった。 注文してから自転車が納品されるまでは2日程度と早かった。

上写真が納品した状態。梱包箱にはオリジナルの名前「Birdy」が書かれている。小型なので狭い部屋の中でも展開できた。折畳みは思ったよりも、ややこしく、スタンドが邪魔であることが判明。ペダルは噂通りママチャリペダル。これは早いとこ交換したい。黒ボディは、はじめて実物を見たが、思ったよりもいい感じ。
通勤用に距離を計測したかったので、サイクルコンピュータとライトも同時に購入した。


2003年7月 自転車通勤計画

ほとんど街中の大通りを走って通勤することになる。地図の道をじっくり追っていくと約12kmぐらいの距離になりそうだ。いろんな経路で通勤できることが判明したので、その計画も楽しくなる。今までの地下鉄通勤では、自宅と勤務地周辺しか知ることはなかったが、自転車だと、その間の街全部を楽しめるので、途中下車の連続のような、得した気分になってきた。 走行距離を単純に集計してみると以下のようになった。

  毎日24kmの走行
  1週間で、120km
  1ヶ月で480km
  半年で、2880km

これはそれなりの距離かも。スピードについては、おそらく止まったりする時間が多いので、平均的には10kmちょっとだろう。そうなると片道1時間はかかると考えたほうがよい。信号と坂、荷物の有無なども影響しそうだ。あとは実際に走ってみるしかない。

2003年7月 初自転車通勤 インプレッション 長久手~名古屋

無謀にも、試走なしで、いきなり通勤してみた。遅刻しなければよいのだが・・・ しかも今日は名古屋市内を数箇所まわる予定なので走行距離は合わせて30kmオーバー。しかも真夏日で暑い。ということで、朝は早めに7時前に出発したが、案の定、自転車の調整不足からいろいろトラブル発生。道にも迷う。まぁ初日はこんなもんだろう・・・

グリーンロードから東名高速下をくぐって。

高速の下を走行。

初めて乗ったBD-1の感想は不安定な走行。ハンドルが鋭敏でフラフラという感じ、それでも慣れればそこそこ安定して走れる。でも片手運転するといきなり不安定。両手を離したら1メートルも走れないような気がする。また同じようなことだが、立ち漕ぎにも向いていない。フラフラしてしまう。でも立ち漕ぎしたくなるような坂はギアでカバーできるので、基本的には立ち漕ぎはしなくてもOK。

長距離を走っていると、腕が疲れてくる。どうも体格とのギャップがあるようだ。でかい外人用という感じがする。腕が伸びすぎる。 これも調整する必要がある。

トラブル1: ギアを一番軽いところにして、坂道を走っていたら、チェーンがはずれた。しかも2回も。インデックス調整が不十分なのは明らか。

トラブル2: ギアを最大(軽い)にすると、チェーンをガイドしている針金がタイヤに接触していた。こすれて、ガイドのゴムの一部がはげてしまった。これって組み立てミス? 軽いギアは問題が発生しやすいので、原因が判明するまで、使わない方が無難。(後日ガイドの位置を調整して接触しないようにした。)

それ以外は快適。カプレオは9段変速なのだが、こんなギアのレンジの広い自転車は乗ったことがなかったので楽しめた。登り坂も楽々。でも道はバリエーションに富んでいて、でこぼこ道は辛かった。また車道は、車がガンガン走るので、危なくて走れないところが多い。救いなのは大通りの歩道に自転車レーンがあるので、そこを走ること。石畳のような状態なので、ガツガツという小刻みな振動付きだが、それほど不快ではない。むしろ自転車レーンを歩く人が多いので、これが問題かも。避けて走るには歩道か、車道に行くのだが、どちらに行くにしても問題が多い。困ったものだ。

もうひとつ楽しめたのはサイクルコンピュータ。距離やスピードで楽しめるし、そのデータからコースの比較もできる。これは長距離を走るには面白いおもちゃとなる。記録をつけたくなる。



結局、通勤距離の12kmは負担でもなく、たいしたことはないという印象だった。それほど疲れるわけではないし、むしろ爽快というかんじ。でも坂は思ったよりも多く、数キロの坂を2、3回登ることになる。また、夏場なので、かなり暑くなり、飲み物は必須。ボトルを自転車につけている人は多いが、その理由を実感できた。 通勤時間に関しては、思ったよりも早く到着することができた。12kmぐらいの距離を45分というところ。電車通勤が1時間半かかっていたから、時間的なメリットも大きい。