2012/02/28

LaTeX

インストール

LaTeXは数式などをきれいに表示することができる組版処理ソフト。理数系の大学では論文用としてポピュラーなはず。
http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/soft/index.html
TeXインストーラ3 0.81r7

インストーラーは上記のものを使わせてもらった。手動であれこれやっていたら、かなり時間がかかりそうなことを自動でやってくれるのでありがたい。それでもインストールはADSL環境で30分以上かかると思ったほうがいい。とにかくDLされる数が多く、容量がデカイのだ。

インストールはいくつかの箇所に行われる。GhostscriptとGSview以外はC:\w32texの中だと思われる。そのW32texのフォルダ容量は1.278GBにもなる。このデカさは、なんとかならないものか・・・。その中のフォルダは
bin 88MB
download 325MB
dviout 6.2MB
share 960MB
という構成。downloadは削除しても問題ないが、しばらくは環境をいじくりまくるので、そのままにしておこう。インストールされたソフトは大きく分けて以下の通り。

W32Tex(LaTeX) C:\w32tex\bin 87MB Path自動(C:\w32tex\bin;)
本体 主にtexで書かれたファイルをdviファイルに変換する。この中にある platexやdvipdfmxなど複数のプログラムを使う。コンパイルのときにC:\w32tex\shareの中も使う。また作られたdviファイルを元にPDFファイルにも変換する。texファイルからいきなりPDFファイルは作れない。

dviout C:\w32tex\dviout 6.2MB
dviファイルのビューア。これはMeadow上でtexファイルを編集しつつ、最終的なレイアウトや数式などを確認するのに必須のソフト。プレビューの質はアドビのPDFに比べて落ちるが、Meadow上でtexを編集しつつコンパイルするたびに、dvioutに表示されているその書類が自動更新される。使い勝手が抜群によく、texファイルを編集するときにはMeadowとセットで使うイメージ。
このプログラムは手動でPathを通す必要がある。
;C:\s32tex\dviout
を追加する。


Ghostscript C:\gs 42MB Path自動(C:\gs\gs9.04\bin;C:\gs\gs9.04\lib;)
PostScriptファイル用のインタープリタ。PSファイルをPDFへ変換する。これがないとPS画像等がPDFに反映されない。ということでPSファイルを使うなら必須。
ちなみにfilename.epsというPSファイルがあったとして、コマンドプロンプトで、
ps2pdf filename.eps
とか打つと、PDFファイルに変換される。これは単独でもいろいろ便利そうだ。プリンタ的にPDFを作成することも可能。


GSview C:\Program Files\Ghostgum 3.5MB Path自動
PostScriptファイルをPDF、JPEG、PNGに変換及びPS&PDFビューア。必要なのかな? ビューアはアドビの純正ビューアを使えばいいし、画像の変換は個人的には他のソフトを使うので必要ない。試しに減量のため抜いてみたが、とりあえず問題なくtexの処理はできている。また単独で起動するとRegistrationが毎回開く。ということで思いっきり削除対象。
ちなみにAdobe Reader10を見たら、サイズが140MB以上もあるのね。単なるビューアとしては巨大するぎるものになってしまったようだ。それを思うとサイズが3.5MBのGSviewはかわいいかもしれない。同じ書類を開いてみるとAdobeはシャキシャキした動作だが、GSviewはもっさり動く。拡大縮小はかなり辛そうだ。
ついでに軽量PDFビューアを探す。SumatraPDFというのがいいかも。軽量で高速。余計な機能はない。サイズは約8.5MB。これで十分というか一番快適。Adobe Readerは捨てよう。

今回1台目のインストールはネット経由で行ったけども、2台目以降のPCには各種ファイルをそのままコピーして、Pathを通すだけで使えるようになった。お手軽。


LaTeXの設定と確認

エディタはMeadowを使っているので、まずファイル .emacs に次の行を追加。
;;野鳥を起動 yatex
(setq auto-mode-alist
      (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
(autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
(setq load-path (cons (expand-file-name "~/src/emac/yatex") load-path))

;dvipdfmx(C-c t l )でPDF作成
(setq dviprint-command-format "dvipdfmx %s")
LaTeXの拡張子である.texが読み込まれると、自動的にMeadow用のyatexが起動するようになる。操作は以下の通り。
C-c t j でコンパイルされる。
C-c t p でdvioutが起動して表示の確認ができる。
C-c t l でdviファイルをPDFに変換する。

試してみる

下の数式はPDFで出力した例。LaTeXは数式をかなりきれいに表現することができる。今までは、このためだけにLaTeXを使っていたようなもの。また数理処理ソフトのMaximaで書いたものをコピーしてLaTeXに貼り付けることも出来るので何かと便利。

数式以外にも、いろいろ試してみたら、Meadowのよさもあって、かなり使い勝手がよかったことに気づく。今後、文書作成でLaTeXを使っていこうと思う。今まで各種報告書などは、MS WORD を指定される場合も多く、とても嫌だった。許されれば今後はLaTeXで作ってPDFで提出したい。原稿などはLaTeXでよいという話も聞いているので、仕事でも使えそうだ。

LaTeXは複数のファイルで1冊を構成することも出来るし、画像も貼ることができる。ただし、それなりのカスタマイズが必要なのね。EPSが基本で、PNGとかJPEGなどは別途設定が必要だった。ベクターのEPSは拡大しても画像が荒れることもなく何かと便利そうなので、勉強して使いこなせるようにしたい。下はLaTeXの学習メモなのだが、自動で目次まで作れてしまったという例。そのまんま本になりそうな勢い。また各章の番号は自動で入るので、追加修正が楽ちん。ちょっとしたメモも、人に見せられるレベルになってしまうなぁ。

さらにLaTeXのフォーマットはテキストなので、通常の文書作成でファイルが巨大になることはまずない。数百ページの文書を作っても軽いことは明らかだ。それでいて人に渡すときは高品質のPDFに変換できる。この身軽な環境からは離れられそうもない。自在に使いこなすには時間がかかりそうだが。