カポでキー変更

カポは簡単にキー変更ができて便利。その考え方をここに書いておく。内容はほとんど独自に作ったもので一般的なものではないかもしれない。
結論から言ってしまえば、弾き語りはC/AmとG/EmとD/Bmの3つのキーだけを覚えておけばよいと思う。この3つのキーのメリットは開放弦すべてがスケール内の音であるということ。特にGキーは、開放弦はペンタトニックスケール内で、さらに使い勝手が良い。またダイアトニックコードが比較的押さえやすい。後はカポの位置変更だけで12キーどれでも扱うことができる。
余力があればA/F#mとE/C#mも覚えておけば完璧かな。セッションなどでは、Aキー、Eキーは、ルートに低い開放弦を使えるので人気のようだ。

コード進行の理解
ダイアトニックコードをC/Am、G/Em、D/Bmそれぞれで覚えておく。簡単にこれらは切り替えられるぐらいにしておく。CにおけるC-F-G7は、GではG-C-D7、DではD-G-A7という具合に。
Key I IIm IIIm IV V7 VIm VIIm-5
C C Dm Em F G7 Am Bm-5
G G Am Bm C D7 Em F#m-5
D D Em F#m G A7 Bm C#m-5
A A Bm C#m D E7 F#m G#m-5
E E F#m G#m A B7 C#m D#m-5


スケールの理解
各キーにおいて、各音の位置を把握しておく。最低限ローポジションだけは完璧にしておきたい。単音で自在に弾けるようにしておくと便利。メロディの多くは、このスケール内が使われる。また4,M7を抜けばペンタトニックになる。コピーするときでも、この知識は便利に使える。

C/Am


G/Em


D/Bm


下に各キーにおけるカポ位置と使うスケールパターンの一例を書いておいたが、丸々覚える必要は全くなく、上記3キーの音の位置を把握していれば、ルートの位置を目安にキーを簡単に変更できるようになる。

ちなみに調号(#,b)が増えるパターンは5度上行(4度下行)となっている。このパターンも覚えておくとコード進行などでも便利。個人的にはギターの開放弦を中心にイメージしている。
1弦(6弦)1フレットF
2弦1フレットC
3弦開放G
4弦開放D
5弦開放A
6弦開放E
5弦2フレットB
6弦(1弦)2フレットF#
2弦2フレットDb
3弦1フレットAb
4弦1フレットEb
5弦1フレット Bb


C/Am
カポなしC/Am


G/Em
カポなしG/Em


D/Bm
カポなしD/Bm


A/F#m
2カポG/Em


E/C#m
2カポD/Bm


B/G#m
4カポG/Em


F#/D#m
4カポD/Bm


Db/Bbm
1カポC/Am


Ab/Fm
1カポG/Em


Eb/Cm
1カポD/Bm


Bb/Gm
3カポG/Em


F/Dm
3カポD/Bm