2014/05/17

ギターで五線譜
楽譜の書き方を学習

楽譜を書くための学習をスタート?

ちなみに楽譜は読めないし、読もうと努力したこともない。子供の頃から五線譜の楽譜って理路整然としていない印象があって興味が持てなかった。ただデファクトスタンダードなので、それを利用した方が現実的なのは認める。 今回、書くという目的があるので、ちょっとチャレンジしてみようかと思っている。とりあえずギターと楽譜を自由に行き来できるようになれたらいいかも。気合20%ぐらいからスタート。

学習方法

個人的に独学が多く、その独習方法が定着している。それは、なるべく狭い範囲に限定してスピード習得してしまうというもの。その上で必要に応じて拡張するスタイルを取ってきた。はじめから隈無く完璧に学習しようとか、本を丸暗記しようとかすると時間ばかり浪費して、実際に使うのは、その一部だけということもよくあるので。
今回も範囲を狭くするためにギターで使いそうな部分だけ。またポピュラー音楽用に使われている書き方を優先したい。英語表記優先で日本語のイロハなんてものは使わない。逆に未だに使っているのが不思議。そういう切り捨てられずに引きずって行くのが楽譜の歴史なのかもしれない。数百年に及ぶ継ぎ接ぎ・・・

音域の制限

Clef(音域記号)はクラシックギターにならって、G clef下に8という記号をつけて1オクターブ下げたものを使う。慣れてきたらベースを扱うF Clefも少しやるかも。
アコースティックギターで素直に弾ける音域の範囲を書いてみた。開放弦を6弦から1弦まで鳴らし、1弦12フレットE5と1弦15フレットのG5まで。 C6もフレットとして用意されているが、右手のフォームはかなり無理が出てしまうので、G5までとしたい。3オクターブちょっとなので、五線譜上にオクターブ上下させる「8va-----」というOttave記号に頼る必要もなさそうだ。



譜面はMuseScoreを使うという制限

既存曲の楽譜を見て演奏することは考えていない。また書く方は一部手書きもやるかもしれないが、基本的にはフリーソフトのMuseScoreを使いたい。そのためMuseScoreで使える記号やデフォルトを優先する。MuseScoreで扱えないような表記は無視する。


移動ドで考えるのでC/Amだけ使うという制限

読譜が中心なら、すべてのキーで読めないと話にならないが、書く方中心なので、はじめは五線譜上にKey signature(調号)がないC/Amキーに限定しておく。実際演奏では他のキーも兼用するが、それはギター側で対応するので、楽譜はC/Amだけでもそれほど困らない。 これに慣れたら転調のこともあるので他キーもやるかもしれないが、当面は考えなくてよいだろう。


以下は使いそうな基本的なことを確認。小中学生のときに少しは学習しているのだが、臨時記号あたりは、へぇ〜そうなんだと思ったり。

五線譜上のドレミの位置の確認

G Clefの渦の中心が「ソ」つまり「G」。ギターだと3弦開放のG3の音になる。 発音するときはドレミファソラシだが、書くときはCDEFGABとした方が何かと便利なので、アルファベットを見てドレミと発音できるようにする。MuseScoreでも音(note)をキーボードから入力するときはCDEFGABを使う。不思議と左手だけで入力できる配置にあるのね。


accidental 臨時記号

使われた音以降、小節内まで有効で、同じ高さの音に影響する。オクターブ違いの音には影響しない。紛らわしいので譜面によっては記号を書き足す場合も多い。


note(音符)、rest(休符) の time value(長さ)

全音符が基準で、他の音符は全音符をその音符数で割った長さになる。ただ個人的は拍子の分母の音符が楽曲を支配しているし、主役は4分音符のように思えてならない。メトロノームも4分音符に対してのrpmだし。また全休符は3/4拍子の1小節分になったり、何かと例外があって、基準と言えるのか? さらに3連が入ってくると、一気に長さの定義は崩れ去ってしまう。これらをスラスラ読むというのは、相当演奏側が考慮していることになる。 まぁ音楽はいろいろスッキリしないけど、それで何百年も使っているのだから、今更見直しはあり得ないのだろう。
note rest time value
全音符 全休符(例外あり) 1
2分音符 2分休符 1/2
4分音符 4分休符 1/4
8分音符 8分休符 1/8
16分音符 16分休符 1/16
32分音符 32分休符 1/32


dotted(付点), double dotted(複付点)

note,restともに以下の長さになる。
dotted:1 + 1/2 (1.5倍)
double dotted:1 + 1/2 + 1/4 (1.75倍)

連符

4分音符を分割することがほとんどだろう。よく使う分割数は以下のようなもの。3連符以外は通常の8分音符と16分音符と同じ。

下のような2分音符を3分割する。2拍3連もよく使う。MuseScoreで3連符を書くには分割したい音符を選択してCtrl 3を押す。

以下のようなパターンもよく使う。上段、下段とも同じ意味だが、連符にした方が1拍ごとの単位が明確になって見やすい。連符をMuseScoreで書くにはパレットのBeam Propertiesを使って表示を切り替えて行う。


tie(タイ)

シンコペーション表記で必須のtieは、同じ音程の音符を結ぶ記号。音程が違うとそれはtieではなくslurになってしまう。結ばれた音符はつながってしまう。MuseScoreでは音符を選択して+を押して書くのだが、16分の細かい部分で使うと、小さくてtieがあるのかないのか分かりにくい。


beat(拍)とmeter(拍子)

beatは音楽の中で一定間隔で刻まれるパルスで基本となる単位。これを羅列しただけでは、beatが均質なため無機質な感じになっしまう。あえて拍子として記すなら1拍子かな。

人間が作る自然なリズムには周期性があるもの。そこでbeatに周期的な変化を付け、その周期をmeter(拍子)とする。分母が基本となるbeatで、分子がそのbeatのサイクルとなり、1小節とする。分子には結果的にbeatの数が書かれる。多くの場合、分母のbeatには4,8が使われる。分子にはsimple time(単純拍子)の場合は2,3,4が入ることが多く、compound time(複合拍子)の場合は、3拍子のかたまりがひとつの単位となっていて、6以上の3の倍数。6,9,12などがよく使われる。楽典などには各拍を強拍、弱拍と書かれているが、英語ではDown、Upになっている。実際の演奏では弱拍が強調されることが多いので、強拍、弱拍という言い方は、あまり好ましい訳とは思えない。

2拍子系
down up のパターン。行進曲などによく使われている。


3拍子系
down up up のパターン。リズミカルで舞曲などに使われる。


4拍子系
down up down(weak) up のパターン。もっとも使われている拍子。


barlines 小節線

1本は普通の小節の区切り、2本はdouble barと言って注意を促すもので直接何かするということではない。拍子やキーが変わったり、下の反復の一部で使う。終始線は曲の終わりに使う。


略記法

馴染みのない略記法を調べてみると、あまり合理的とは思えなかった。複雑な構成に無理やり使うと、かえって見づらい気がする。音楽の世界は、取って付けたような事項が多いので、あまり気にせず使うことにする。
repeat mark 反復記号
D.C.(da capo) 曲頭から
D.S.(dal segno) 目印から
coda 終結部

A B C D C D E F G H C D E F I J K L
D.S.の2回目では反復記号は無効とされる。反復させる場合は「D.S.後くりかえしあり」などと書いておく。


これからが本番

上記の決まりごとを覚えるのは簡単だが、これを瞬時に自在に使いこなすとなると話は別。まずは楽譜とギターとの行き来をスムーズにすべきだと思えた。ギターで弾いて、それを譜面にしようと思っても、ドはどこだっけ? とかなるので、そういうロスをなくす訓練が必要だわ。

リズムから

まずはリズムを楽譜上に書くことに慣れることが最優先かな。ギターで軽く弾いたリズムをどうやって譜面に再現するかが課題だったりする。16分の細かいニュアンスだと、え?え?となる・・・ 自分が弾いたものなのに楽譜のために分析する必要があるという・・・ 連符とtieをうまく使って、見やすくするには慣れが必要かも。

ギターと五線譜の一致

次に音をギターと一致させる学習になるが、これはギター指板上の構造と、どうリンクさせるかが課題となる。 これはこれで方法論がいろいろ考えられるので後日記事にしようと思う。

MuseScore

合わせてMuseScoreの操作方法にも慣れる必要がある。なるべく学習間隔を開けずに、ちょっとずつ学習するしかないな。