LADSPA ステレオアンプ
前回エフェクトを作った時、Audacityそのものを再構築することで、ビルトインエフェクトを作った。しかし開発環境の都合上linuxでしか使えなかった。やはりWindowsでも使いたくなり、大げさなビルトインエフェクトも作らなくなってしまった。
そんな状況の中、Audacityが2.1.0になって事態は急変。 エフェクトの一部では、リアルタイムプレビューができるようになり、さらに設定の保存が出来るようになった。下記のようにエフェクトの種類ごとにできるできないがある。
Nyquist: リアルタイムプレビュー不可。設定の保存はできないものが多い。
VST: リアルタムプレビュー可能 設定の保存可能 ただしlinuxでは利用不可
LADSPA: リアルタムプレビュー可能 設定の保存可能 マルチプラットフォーム
設定保存も初期値も融通が効かず見劣りしてたLADSPAが一気に理想的なエフェクトになってしまった。 LADSPAはC言語で開発でき、開発に必要なSDKもヘッダファイル1個というシンプルな仕様。個人でちょろちょろ開発するにはお手軽なのだ。
またWindowsでもMacでもlinuxでも問題なく使えるマルチぶり。 いろんなOSを並行して使っている場合は、都合が良い。 再びLADSPAで、エフェクトをいろいろ作ってみようかと思い始める。
前回LADSPAでエフェクトを作ったのが2013年なので、すでに2年半経ってしまった。思い出しながら試してないステレオ処理のサンプルを作ってみた。LADSPAの仕様は十分把握していないが、簡単なものであれば作れそうだ。
下スクリーンショットは、linuxのLubuntuで作成したもの。
設定の保存先はlinuxでは以下のところだった。
/home/usr/.audacity-datapluginsettings.cfg
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そんな状況の中、Audacityが2.1.0になって事態は急変。 エフェクトの一部では、リアルタイムプレビューができるようになり、さらに設定の保存が出来るようになった。下記のようにエフェクトの種類ごとにできるできないがある。
Audacity2.1.0エフェクト種類による違い
ビルトイン: リアルタイムプレビュー不可。設定の保存はできないものが多い。Nyquist: リアルタイムプレビュー不可。設定の保存はできないものが多い。
VST: リアルタムプレビュー可能 設定の保存可能 ただしlinuxでは利用不可
LADSPA: リアルタムプレビュー可能 設定の保存可能 マルチプラットフォーム
設定保存も初期値も融通が効かず見劣りしてたLADSPAが一気に理想的なエフェクトになってしまった。 LADSPAはC言語で開発でき、開発に必要なSDKもヘッダファイル1個というシンプルな仕様。個人でちょろちょろ開発するにはお手軽なのだ。
またWindowsでもMacでもlinuxでも問題なく使えるマルチぶり。 いろんなOSを並行して使っている場合は、都合が良い。 再びLADSPAで、エフェクトをいろいろ作ってみようかと思い始める。
前回LADSPAでエフェクトを作ったのが2013年なので、すでに2年半経ってしまった。思い出しながら試してないステレオ処理のサンプルを作ってみた。LADSPAの仕様は十分把握していないが、簡単なものであれば作れそうだ。
LADSPA ステレオアンプの概要
試しに作ったものはステレオアンプで、左右独立したボリュームを配置。モノラルトラックに適用する場合は、左チャンネルがモノラル信号を受け持つ。右チャンネルは無効になる。この延長線上で複雑な左右チャンネルの処理もできるだろう。下スクリーンショットは、linuxのLubuntuで作成したもの。
設定の保存先はlinuxでは以下のところだった。
/home/usr/.audacity-datapluginsettings.cfg
LADSPA ステレオアンプ ソースコード
久しぶりだったので、いろいろ忘れている。今回手こずったのはポート数の一致。ポート数が異なっていてもコンパイルは出来てしまうので、なかなか気付かない部分。ポート数が違うと、Audacityが落ちてしまう。
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