多機能ペン ゼブラ SK-SHARBO+1

多機能ペンはいろいろ難があるので、あまり使わないのだが、ひょんなことから、ゼブラのSK-SHARBO+1を使ってみた。

シャープペンと黒、赤の普通の油性ボールペンが入っている。シャープペンとボールペンを一本にまとめたのは、確かゼブラのシャーボが初めてで、回転させる構造が革新的だった。その直系の廉価版がこれになる。由緒正しき多機能ペンというところ。


2色油性ボールペン0.7mm(黒・赤)+シャープ0.5mm
定価500+税(実売392円税込)
全長140.2×最大軸径11.8mm
重量14.1g
ボールペン替芯:SK-0.7芯

多機能ペンの嫌なところ

多機能ペンというか、多色ペンは、構造的にペン先が斜めになってしまう。本来は中心軸がしっかり出ていてほしい思うのだが、現状の構造では無理な話で、どれもイマイチ。シャープペンはがたつくものが多く、ノックの感覚は最悪だし、芯の補充も面倒で、何かと中途半端。

SK-SHARBO+1の印象

回転して切り替えるので、片手で操作しにくい。回転をやめてしまってはシャーボではなくなるのだが、あまりよい方法とも思えない。ただメカの凝縮感はあって、そういう見た目は好きかも。

ボールペン

油性ボールペンは三菱を愛用しているのだが、このゼブラの油性ペンは糸を引きやすく、ボテが結構気になるし、カスレも結構ある。三菱の方がボテ、カスレのバランスが改善されていて使いやすい。また多機能ペンということもあり、ボールペンのインクは口金の内側にこびりつく。透明なプラ口金は汚らしくなる。

三菱の楽ノックとの比較。写真では欠点はあまり目立っていないが、書き始めのカスレと、円を書いたときのカスレが目立つ。またガンガン書くとボテまくり、糸引きまくる。

赤ボールペンのリフィルの色はドス黒く、昔ながらの油性ボールペンという印象。


シャープペン

多機能ペンのシャープペンは期待できないのだが、シャーボは使えるほう。 ノックもそれほどストレスはない。 消しゴムもあるので、いざというときには役に立つ。 剛性はそれほどないが、許容範囲。 また、芯は1cmを切るぐらいまで普通に使えた。これは結構歓迎。


グリップ

使っていると持つたびにプカプカするようになる。他ペンと比べてもかなりゆるい印象。グリップと軸は完全に密着していてもらいたい。


クリップ

シャーボの特徴である回転は、クリップを回すことで行なっている。そのための補強かどうかわからないが、金属板が埋め込まれている。


まとめ

なくなっても惜しくないという理由から、外出時のメインにして、インクがなくなるまで使ってみることにする。すでに黒ボールペンはほとんどないけど。

2018/04/20

その後

入手してから、2年ぐらい経つが、外出先では持ち物を減らすために、これを頻繁に使うようになってきた。ほかの多機能ペンもあるのだが、このシャーボが使いやすい。 軸の太さが許容範囲で、グリップも悪くない。シャープペンが多機能ペンとしては使える点も大きい。消しゴムも付いているし。

ボールペンのリフィルは純正ではなく、三菱のジェットストリームとシグノを長さ調整して使っている。

安価な多機能ペンとしては、バランスが良くて、実用的なSK-SHARBO+1。