2016/09/30

ゲルインクボールペン
三菱鉛筆 ユニボール キャップ式シグノ

シグノシリーズ

ゲルボールペンで使い続けているシグノシリーズ。 ノック式のRT1オレンジ0.5のインクが切れたので、今回はキャップ式のシグノ0.5を購入してみた。
オレンジはリフィルだけ交換できないので、毎回本体ごと買いなおしている。シグノシリーズはラインナップが多いので、いろいろ試しているというわけ。

ユニボール シグノ キャップ式 主な仕様

ユニボール シグノ 超極細0.28mm、極細0.38mm、0.5mm 各定価150円+税 (実売145円)
替芯 UMR-1-28(0.28mm)、 UMR-1(0.38mm)、UMR-1-05(0.5mm) 各定価80円+税
各17色あり
軸AS樹脂
キャップPET樹脂
クリップABS樹脂
サイズ 軸系11.5 全長137.6mm
重量 11.5g

キャップ式シグノは種類が多く区別がつきにくい。基本的にスタンダードやエコは廉価版でラバーグリップがなく、太さも色のバリエーションも貧弱。その代わり安い。 太さに関しては超極細は0.28mm、極細は0.38mm、無印は0.5mm、太字は1.0mmという感じ。ホームページではかなり適当な分類で、間違いもある。

ペン先のボール構造

キャップ式黒0.38は、以前から使っていた。良い点としては構造がシンプルなところに尽きる。ペン先のボール構造が普通なので、スプリングで押すRT1、RTなどと比べると、線の入りに明らかな差が出る。キャップ式は、細い線で描きはじめることができるので、微妙な線の強弱が可能。

下の写真はRT1。 ボールが押し込まれてはじめてインクが出るので、細い線から入ることは出来ない。 書き始めはインクが出ていないのが判る。

筆圧を調整して線の太さをコントロールしてみた。キャップ式は紙に触れただけでもインクが出てくるので、それなりに表現できるが、ボールが引っ込むRTでは細い線は無理ね。

また、その構造から紙の感触がダイレクトに伝わってくるよさがある。 キャップ式に限らずシグノは、Jetstreamのような滑るような感触はないので、スピード優先の殴り書きには向いていない。ゆっくり丁寧に描く(書く)場合に適しているように思う。

ガタがない

ノック式はカチャカチャとうるさいが(とくにRT1)、 キャップ式はその構造ゆえに当たり前だが、ガタがなく音がしない。

キャップ式

キャップ式のデメリットとしては、 キャップを落としたり、なくしたり、水性だと閉め忘れてペン先を乾燥させてしまったりなどがある。そしてキャップ脱着の面倒くささもある。 ただシグノの場合は、1週間ぐらいキャップしなくても、ペン先は乾燥せず、普通に使えた。 ということで使用中はキャップをしなくても問題なさそう。これならキャップの手間も問題にならない。

キャップの良い点としては、キャップさえしていれば、ペン先を傷めることも、他を汚すこともないことだろう。 ノック式は持ち歩くときにペン先が出てしまう事故もあり、注意しないといけない。実際、移動中にペン先が出てしまい、ペン先のボールがなくなっていたり、インクがドバドバ出てしまって、真っ黒になったことがある。そういう意味ではキャップ式の安心感は抜群。

低重心

口金は金属になっている。これにより低重心になって書きやすい。手の力を抜いたときに、ペンがフラフラしない。

先端をバラすとこんな感じ。普通のシンプルな構造。


キャップ


キャップの中には黒いラバーぽい玉が入っている。キャップをすると、ペン先がこの玉に押し付けられる構造。

それによってペン立てに逆さに挿しておいても、空気が入り込んだりしない。また乾燥を防ぐ役割もあると思う。シグノは乾燥しにくいので、乾燥に対して神経質になる必要はないが、逆に速乾性がなく、書いた文字が乾きにくいという弱点にもなっている。


シグノRT1との比較

キャップ式の全長は短めでキャップ状態ではRT1と同等。キャップを後ろにセットすると、RT1より長くなる。クリップは邪魔にならないぐらい高い位置になる。

下はリフィルの比較。上がRT1で、下がキャップ式。RT1のインクは購入時は黒線が引かれてたところまであった。一見キャップ式の方がインクが多く入っているように見える。

ただ内径が違っていた。

左がRT1 内径4.6mmで、右がキャップ式 内径3.7mm だった。 見えている部分だけでも計算すると、

RT1がL56*2.3^2*pi=930.7
キャップ式がL74x1.85^2*pi=795.7

となり、インク量だけはRT1の方が多いようだ。 ただ、先端の構造が違うし、インクも違う可能性もあるので、どちらがお得とは言えない。

面白いことに0.38だと逆転する。 RT1が内径3mmに対して、キャップ式は0.5と同じ内径3.7mm。 個人的に色ペンで0.38は使いにくいので、黒だけしか使うつもりはないのだが、キャップ式0.38はお得感がある。


シグノはキャップ式を使うことにする

今後もシグノシリーズを使い続けるつもりだが、順次キャップ式に切り替えて行こうと思う。 個人的には、じっくりと描く保存用のイラスト等にシグノを使うので、ノック式のような利便性はそれほど必要がなく、キャップ式で問題ない。何よりも線の表現力がシグノの中では抜群。ただ本格的なイラスト等では、表現力が別次元の「つけペン」を使う。シグノは、あくまでも簡易的なイラスト用という位置づけ。


その他のペン

実は他社ペンもいろいろ試しているが、現状ではシグノ以上にコントロールが自在なペンは見つかってない。シグノの欠点は速乾性だが、速乾性が売りのゲルボールペンとしては、ぺんてるのエナージェルなどがある。試すと確かに速乾性は優れていて、10秒後に消しゴムをかけても問題ないぐらい。ただ速乾性を高めるために染料系インクを使用している。これでは耐光性も、耐水性も落ちてしまう。そして何よりも紙に染み込みやすい特性は、同時に滲みやすくなってしまう。線の品質だけ考えると、今のところシグノがベターだね。他に殴り書き用にはジェットストリームか普通の油性ボールペンを使用している。

ゲルインクボールペン 三菱鉛筆 ユニボール シグノ RT1
ゲルインクボールペン 三菱鉛筆 ユニボール シグノ RT