2017/07/09

MIDIシーケンサーDomino試してみる

電子ピアノをPCに接続したので、MIDIの恩恵を受けようとDominoを使ってみる。鍵盤楽器とMIDIは昔から相性がよい。実際使うかどうか分からないが、とりあえずセッティングだけしたので備忘録として残しておく。

実現したいこと

まずは、Dominoでドラムもしくはメトロノーム等鳴らし、電子ピアノCLP-100を弾き、そのMIDI信号を記録したい。というもの。最近の電子ピアノでは本体だけでできることだ。ついでにMIDIの仕組みも少し勉強しておきたい。

ハードウェアのセッティング

CLP-100をAlesisのMIDIインターフェイス経由でWindowsにUSB接続。 CLP-100のラインアウトをUH-7000に接続し、CLP-100の音も聴こえるようにする。 音はオーディオインターフェイスUH-7000からヘッドフォンやモニターに出力。


ソフトウェアのダウンロード

まず以下のフリーソフトをダウンロードし、インストール。

Domino Ver.1.43
http://takabosoft.com/domino
MIDIシーケンサー

VSTHOST ver.1.56
http://www.hermannseib.com/english/
VSTiを起動させるためのソフト

MidiYoke ver.1.75
http://www.midiox.com/
仮想MIDIケーブル。DominoとVSTHOSTを接続するために必要。

MT-PowerDrumkit
http://www.powerdrumkit.com/
VSTiドラム音源



ソフトウェアのインストール

Dominoのインストールは、解凍したファイルを適当な場所に入れるだけ。プログラムをダブルクリックすれば起動する。

MidiYokeはインストーラーで指示通りにインストール。

VSTHostはインストーラーがない。適当な場所に入れておく。

MT-PowerDrumkitも解凍後適当な場所に入れる。


ソフトウェアのセッティング

Dominoを起動し、ファイル>環境設定(F12)>MIDI-IN をクリックし、MIDI-INデバイス1でAlesisのMIDIインターフェイス「USBオーディオデバイス」を指定。また入力情報の視聴を「無し」にする。そうしないと、CLP-100を弾いたときに、Domino経由でもCLP-100が鳴ってしまい、同じ音が重なって鳴ってしまう。音質が妙にキンキンしたりして、おかしくなる。CLP-100のMIDI出力はチャンネル1固定なので、Dominoには常にチャンネル1に記録され、他のチャンネルには使えない。複数のトラックに順次多重録音していくときは、トラックのプロパティでチャンネルを切り替えながら行うのが一番スムーズかな。

次にMIDI-OUTの設定。電子ピアノも鳴らしたいので、ポートAは「USBオーディオデバイス」とし、CLP-100へ出力するようにする。CLP-100はどのチャンネルのデータも無条件で再生してしまうので、若干注意は必要。
ポートBは「Out To MIDI Yoke 1」とし、VSTiを鳴らすようにする。

ドラムの設定。ドラムはチャンネル10を利用する。またポートBに MIDI Yoke 1 を指定したので、トラック10を選択後、メニューのトラック > トラックのプロパティで以下のようにポートを設定する。

次にVSTHOSTを起動。起動直後は以下のようなINとOUTしかない画面。


Devices > MIDIで 「In From MIDI Yoke: 1」を選択し、Dominoからの信号を受けられるようにする。
次に出力をオーディオインターフェイスから出力したいので、 Devices > Wave で「ASIO: UH-7000」を選択。ASIO以外だとレイテンシーが大きすぎるので、リアルタイムに何かするには不向き。

ドラム音源を読み込む。 File > Set PlugIn Path... でMT-PowerDrumkitの入っているフォルダを選択。 これだけだと、読み込まれないので、ツールバーのLoad PlugInをクリックしてMT-PowerDrumkitを選択すると、画面上に下のようにアイコンが表示され、使える状態になる。

以上で、Dominoに打ち込むと、MIDIYoke経由で VSTHost上のMT-PowerDrumkitがUH-7000で鳴るようになる。

Dominoを扱う上で押さえておきたいところとしては、上記のイベント部分。Meaは小節で、Tickはイベントの開始位置。4分音符の分解能は480のようだ。Stepは次のイベントが発生するまでのTick数。Eventは基本的にノート。Gateは音の長さ。Velはベロシティ、音の大きさとなる。数字をマウスで選択し、数字を入力すると変更することが可能。

またMIDIは基本的に16チャンネルあるが、10チャンネルはドラム用で、1は基本的にピアノ。CondactorとSetupというチャンネルもあるが、これはいじらない。

試しにMIDIデータのリアルタイム録音してみる。メトロノームはMT-PowerDrumkitの適当な音を設定して使用。 録音中はCLP-100の音はUH-7000で直接鳴る。録音後の再生では、MIDI経由でCLP-100を鳴らすという具合。 ただ、これはMIDIデータなので、これをWAVにしたい時はちょっと厄介。VSTHost上でWAV録音はできるが、あくまでもVSTHost内の音源に限られる。CLP-100の音を使いたいときは、Audacityで直接録音した方がよさそうだ。もしくはMIDIデータを作ってしまって、下のようにピアノの音(mda Piano)もVSTHost上で再生すれば、WAVにすることができる。その際に各音源ごとに必要なチャンネル以外受信しないようにFilter Settingをいじる必要がある。

今のところ大きな問題はなさそうだが、ALESISのMIDIインターフェイスは癖があり、Dominoを起動してから挿さないと、うまく動かないことがあったりした。

全体的には、操作が各アプリにまたがるので煩雑。MIDI録音するために、アプリを複数立ち上げてセッティングする必要がある。MIDIデータをWAVにするのも手間がかかる。鍵盤練習では、まず使わないだろう。使うとすれば、ソフト音源を使って本気で多重録音したいときぐらいかな。そんなことするだろうか? 世の中オールインワンのDAWへ流れている理由がわかってきたよ。