「1/f ゆらぎ」って何?

随分昔に「1/fゆらぎ」が流行っていて、扇風機などの家電に搭載されてりしていた。当時から何が1/fのなのかよく分からなかった。今回、音に「1/fゆらぎ」を適用したらどうなるかということを考えてみた。

現在、自分が分かっていることは周波数に反比例ということぐらい。そもそも周波数スペクトルのことを言っているのかさえも不明だった。いろいろ調べたわけではないが、あまりにも曖昧で、本当に学術的に研究されているのか不安になるぐらいの有様。 音楽関係で「1/fゆらぎ」と言われてもさっぱりだった。唯一ろうそくの瞬きが「1/fゆらぎ」とあったので、これはイメージしやすかった。1/fのことは忘れて、ろうそくの時間軸に対しての光強度の変化なら、ゆらぎで納得できる。本来の「1/fゆらぎ」は別のことを言っているのかもしれないが、理解できそうもない。

実際にプログラミングして、音で確認することにした。ここでは、ろうそくの瞬きのようなゆらぎを、サイン波に適用してみようという試みで、もはや「1/f ゆらぎ」にはこだわっていない。 でも、せっかくなのでプログラムの内部処理に一部1/fの式を使ってみた。 他にはランダム関数を利用して一定の周期にならないようにした。 作ったプログラムのインターフェイスは、時間指定だけ。 下記設定は125msecごとに、ゆらぎが発生するというもの。ある意味8Hzで揺らいでいる状態。この時間設定は重要で、音の場合は長すぎても短すぎても、ゆらぎという感じがしなくなってしまう。 ゆらぎポイント間はコサインカーブでスムーズにつないでみた。

実際の音は以下のようなもの。440Hzのサイン波にゆらぎフィルターを適用してみたが・・・ うーん、ろうそくの瞬きであれば、それっぽくなるだろうけど、音楽的には使いにくいという感想。

波形は以下のようになった。振幅の範囲をもう少し緩めれば何かに使えるかもしれないが、個人的興味は失せてしまった。

プログラミングは数十分で試作から実験まで出来てしまうことが多く、お手軽で面白いと改めて思えた。 次はファジーでも考えてみるか・・・