2015/06/26

ボイトレ YUBAメソッド

かみさんが子供のために弓場徹の「奇跡のボイストレーニングBOOK」という本を買ってきた。CD付きで、そのお手本の真似をしていれば、歌がうまくなるというもの。 内容としては、裏声を鍛えて、表声と混ぜていくということなのだが、説明が最小限で、あとは真似してねという流れになっている。歌全体の練習ではなく発声の練習本。

子供も声変わり後、多少は声が安定してきたのでボイトレ再チャレンジというところ。2年振りだわ。

個人的には、歌の練習は、真似からだと思っているので、そういう意味ではストレートな本だと思う。逆に良いお手本さえあれば、本はいらないかな。お手本は自分が目指す方向のお手本であるべきなので、その選択を誤ると遠回りになるし、癖が強すぎる人の真似をはじめからするのはよろしくないと思う。Yubaメソッドはクラシック寄りの基礎的な発声だから、どのジャンルをやるにしても何かと無難な印象はある。

CDを聞いても、裏声と裏声の混ぜ方の方法論は、はっきりせず、手本そのものにも結構いろいろなパターンが混在しているように思えた。まぁCDのお手本に近い発声ができるようになれば、ポップスを歌うなら十分すぎるだろう。実際CDの発声はクラシックよりなので、声量がかなりあるように聞こえる。ポップスでは、そんなに声量は必要ないので、このCDの半分ぐらいの声量で間に合うように思う。 またCDの音域はそれほど広くはなく、ロックで使うようなハイトーンはなく、あくまでも基礎という印象。

現状

現状は、裏声がちゃんと使えず、息漏れが結構あり高域ほど弱弱しくなる。 結果的にF4(349Hz)以上の、地声では無理な高音域が使えない。 また音程によって音色が結構変わる。 この本は、「声の悩み別チャート」というものがあって、改善したい内容に応じて適切なメソッドが紹介されている。 しばらくは全部やってみて、後々一部を中心的に練習する流れになりそう。 まずは裏声をしっかり出すところからスタートだろう。 本人の許可が出れば、録音をアップしたいところだが可能性はないかな。

歌の練習に必要なもの

  • 楽器
    音を合わせる楽器は必須。コード楽器がよいので、いろいろな音が出るキーボードが理想的で、次いでピアノやギターなどがよいだろう。

  • チューナー
    この本と並行して、スケールなどの練習も行う。 スケール練習ではチューナーを使うことで、音程の確認を視覚的にしていく。KORG AT-12を使用。

  • 録音機材
    それから音楽の練習には録音は必須。 実家の母は詩吟をやっているのだが、生徒が録音機材を持っていないことも多いと言う。ありえない・・・
    録音機材は、ちゃんとしたマイク(最低でもSM58)で、オンマイクで録音すれば、プロの録音との比較も楽なので理想的。 でもセッティングも面倒なので、普段の練習はボイスレコーダーでやるつもり。 無指向性のマイクなので、部屋の反響が大きく入るが、許容範囲だろう。


  • 上達の鍵

    歌の練習が難しいのは、音が鳴っている部分(声帯をはじめ、共鳴部など)が見えずブラックボックス化されているということ。つまりほとんど感覚頼りで調整していくことになる。さらに独学だと、現状自分がどういう状態なのか把握するのが難しく、正しい方向すらよくわらかないかもしれない。

    やっていればうまくなる楽器と違って、歌は上達が困難。 バンドなんかでも、楽器演奏の人はグングンうまくなるが、ボーカルだけ1年経っても何も上達しないということは多い。 歌える人は始めから歌えるが、そこからあまり上達しない人と、飛躍的にプロ級になる人に別れ、うまく歌えない人は、いくら本を読んでもやっぱりうまく歌えない場合が多い。よく才能の一言で片付ける人が多いが、それは違うと思う。単に感覚頼りになっているから、こういう差が出てしまうのだろう。

    ネットや本などにある情報で、理詰めでやってもいいかもしれないが、結局のところ実践では感覚頼りだから、難がある。それに理論も確立しておらず、間違った情報も混在しているのが現状のような気がする。いろいろ定義するのもいいが、あいまいさが常に付きまとうので、個人的には、そういう定義がなくても問題ないと思っている。やるなら自ら理論を構築するぐらいの意気込みが必要かもしれない。

    結局一番重要なのは、細かく聞き分けられる耳で、発見力ともいえる観察力。 そして、お手本とのわずかな違いや、その原因を推測する直感力があれば、お手本を反映させることができる。 実践するためには、体を自由に使うための器用さが欲しくなる。 そして客観的に現状を評価することが重要。これは録音してお手本と比較すればいいので簡単。いい時代だ。 後は当然ながら練習量だろう。